シラガーです。今回は無理難題を言われてどうしようかと思った昔の出来事から。
どの仕事もそうだと思いますが、新入社員のうちは先輩から『○○準備して』とか『□□持ってきて』と、いわゆるこの業界でいうところの『手元』的なことをすると思います。


初めて入った水道工事の現場でのこと、異業種からの転職したての わたくしシラガーは、何もわからない状態の中、いわれるがまま、見様見真似で作業らしきことをしていると、やさしい先輩職人さんから・・・
先輩『カラス持ってきて!』
俺『⋯?? カラスどうやって持ってく??』
先輩『あ、イギリスも準備しといて!』
俺 『??⋯ イギリスを~さすがに無理でしょ』
これは新人いびりなのか? とんでもない無理難題言ってきたなー、どうしたもんかなぁ、頭の中で、どんな道具なんだ?どれですかーそれ~ っと思ったもんです。
今思うと、先輩職人さんから道具についても最初に説明してもらっていたのでしょうが、テンパって頭に入ってなかったんでしょうね。
今となっては、わたくしシラガーも当たり前のようにその道具をカラス、イギリスと呼んでいますけど・・・。もちろん初めての作業員仲間にはわたくしと同じように???とならないよう教えるようにしてますよ。ってことで、『カラス』『イギリス』の正体とは・・・
『カラス』

正式名称:ウォーターポンプ・プライヤー
・俗称の由来:工具の先端(顎)の部分が「カラスのくちばし」のように見えることから、 現場で「カラス」「カラスプライヤー」と呼ばれてそうです。
ウォーターポンプ・プライヤーの別の呼び方でアンギラスとも言い、もともとは大阪の工具メーカー・ロブテックス社の商標で、名前の由来はゴジラシリーズに登場する怪獣の名前「アンギラス」から。怪獣のあごのような見た目から名づけられたそうです。
『イギリス』


正式名称:モーターレンチ
・俗称の由来:明治時代から昭和初期にかけて、この形状の調整式スパナがイギリスから多く輸入されていたため、現場の職人たちの間で「イギリス製のスパナ」が転じて単に「イギリス」と呼ばれるようになった説が有力なようです。
日常使用する職人さんからすると、カラスやイギリスのほうが呼びやすいのは間違いないですね。皆さんも先輩職人さんから『カラス持ってきて!』『イギリスも準備しといて!』と言われた時、サッとこの道具を手渡したら、『おっ、わかってるねー』って感心してもらえるかも。
以上、シラガーでした。