日本一からの招待、そして「伝わる言葉」

 先日、宮古法人会の主催するセミナーに参加して来ました。講師は仙台育英野球部監督の須江航さんです。昨年の9月に「寺崎勉氏_旭日双光章受賞記念祝賀会」に参加した時、隣の席が学校法人仙台育英学園_理事長・校長という方で、少しビビってしまいましたが、仙台育英の野球部監督の本を読んだのを思い出したので、こんな感じのことを言いました。

 「野球部の監督さんの本を読んでとても感銘しました。地域に愛され応援されないと、日本一になれないと、地域に協力したり巻きこんで行く様子がとても凄いと思いました。」

 そうしたら理事長さんは「その本を出してから、講演活動が多くなって野球部が弱くなった!」と言っていましたが、帰って来てから調べたら十分強いと思うレベルでございました。笑

 その講演活動に自分が参加する日が来るとは思いませんでしたが、せっかくなので、前に読んだ「仙台育英日本一からの招待 幸福度の高いチームづくり」を読み直し、それに加え、「伝わる言葉。 失敗から学んだ言葉たち」と著書ではありませんが、前任の佐々木監督との対談が載っていた「101年目の高校野球 いまどき世代 の力を引き出す監督たち/大利実」の三冊を読んでからセミナーを受けました。

 前に植松努さんの話を聞く前に、三冊著書を読んでから臨んだときもそうでしたが、セミナーはとても有意義なものではありますが、新しい情報は、ほぼありません。(笑)

 しかし、本でもらった感動を再確認できるというか「文章を綴った人が目の前でしゃべっている」というとても不思議な感じを得ることができます。そしてセミナーは90分程度で終わりますが、本は数時間かかって読むわけで、圧倒的に情報量が多いです。セミナーに参加している人が知らないことを私は知っている。そんあ優越感すら感じる時があります。

 セミナーの質疑は2名で打ち切られたので、何も喋りませんでしたが懇親会であえて終盤、中締め間際に講師のところに行って名刺交換させてくださいとお話させていただきました。

 本の中で、青森の大学時代、いろいろな野球関係者が青森に来て酒の席のあと、東京に何回も車で送ったエピソードが紹介されていましたが、にわかに信じがたかったので、その件について尋ねました。私の想像をはるか上を行く、過酷なエピソードを教えて頂くことができました。 

 「伝わる言葉」「聞くことでしか見つけることができない」という。相手の心に刺さる言葉は「相手の中にしかない」からだという。貴重な体験をいただき、ありがとうございました。(笑)

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