総裁選とカラーパス効果


 最近のニュース報道は、石破内閣誕生とそれに関するものが非常に多い印象です。前回の総裁選まで、あまり興味が無いというか、自分が投票できるわけでも無いし、誰がなっても同じではないか。そんな印象であまり興味の無い自分がおりました。

 しかし、今回の選挙はとても興味深く戦況を観察することが出来たし、自分は建設屋ということもありますが「積極財政」を主張する高市さんになってほしいと、思っておりましたが結果は石破さんになりました。

 何故、興味深く戦況を見れたのか。ここ数年で読書をたくさんするようになったせいだと思います。私は読書をすると何が良いのか? そんな質問をされた時に、「カラーパス効果」「カクテルパーティー効果」だと言っています。

■カラーパス効果とは

 カラーバス効果とは、特定の事象を意識すると、それに関する情報が自然と目に留まりやすくなる心理現象です。例えば、赤い車を買おうと思うと、今まで気にならなかった赤い車が、気になってしまう。そんな減少です。読書によって知った知識に、関連したものは必然的に興味が出てくるといった感じでしょうか。

■カクテルパーティー効果とは

 カクテルパーティー効果とは、騒がしい環境下でも、自分に関係のある話題や興味のある会話などを無意識に聞き取れる人間の能力です。様々な報道がある中から、自分が関心があるものは、必然的にアンテナが張るというか、読書で得た知識に関連するものは、自然と耳に入って来るような印象です。

 そして今回の総裁選を興味深く観察できたのは、ここ数年かけて「MMT(現代貨幣理論)」、「財務省」、「PB(プライマリーバランス)」など。そんな関連の本をたくさん読んでいたので、カラーパス効果とカクテルパーティー効果によって、自然と興味が出たのだと思います。

 高市さんは「積極財政」を主張したので、それに目を惹かれた部分はありましたが、私の勉強不足だった「自民党」という団体のしがらみで、総裁選で勝利することが出来ませんでしたが、そんなこともあったので、そっち方面の本もたくさん読んでもう少し勉強しようと思います。

 様々は本に書いてあることですが「読書はアウトプット」することでより深くなる。私はそれを実践していて、読んだ本のことを 190dai.com というサイトに書いています。今回の総裁選に興味が湧いたきっかけになった関連本を列記しておこうと思います。笑