岩手地域開発懇話会という集まりがあります。
岩手地域開発懇話会は、㈱日刊岩手建設工業新聞社内に事務局を置き、県内の建設関係企業を中心の会員で活動しております。発足は、1988(昭和63)年で、当初盛南開発についての勉強会を盛岡市内で開催したのが始まりです。
これまで会の活動は、その時代に応じて変化してきましたが、昨今では、広域合併を主眼に、岩手県の今後の開発・整備についての勉強会が多くなっております。
活動内容は、年10回程度の勉強会(講演会)や現場視察、懇親会が主なものです。懇親会には、その時の講師の方も参加して、官民の垣根を越えて意見を交換しています。
講演の内容によっては、土木学会認定CPDプログラムに申請し、受講者の皆様に受講証明書を発行しております。
岩手地域開発懇話会とは より
今まで参加したことも無ければ、案内も来なかったので気にもしておりませんでしたが、前回の7月31日のやつは案内が来たので、どんなもんだろうと思い参加してみました。
懇親会の席で会長の宮野さんにとても強く入会を薦められましたが、酒が入っていたこともあり、なぁなぁでその場はお開きになり、その日は盛岡に泊まって次の日会社に戻りました。
その数日後、分厚めの封書が会社に送られて来ました。その中身は、「入会のお願い文書」「入会金の請求書」そして、私のために書いたような「入会お礼の文書」でございました。そして過去に開催されたときの資料がどっさり入っておりました。
これは流石に無視できないかと思い、結局入会する羽目になってしまいました。そして、今回が入会後の初参加です。そしてこの会には恒例行事で、懇親会の一番最初に「新規入会者のスピーチ」があり、必然的に私も壇上にあげられましたが、短くて良いということだったので、「宮野社長にハメられましたが、よろしくお願いします!」とスピーチさせて頂きました。笑
勉強会の内容は、岩手河川国道事務所の所長さんの公演でございました。印象的だったのは「建設工事費デフレーター」でしょうか。
建設工事費デフレーターは、建設工事に係る名目工事費を基準年度の実質額に変換する目的で公表されています。建設工事の多くは、現地一品生産という特性のため、一般の製品の物価のように市場価格の動き では直接的にとらえること出来ないため指数に変換して表します。
2015年を100としたグラフを紹介していましたが、2024年は123.2という数字でありました。2015年に1000万円で出来ていた工事が2024年では1232万円かかるということです。材料や燃料、賃金の推移により同じお金でも出来ることが少なくなっているということです。
「予算は例年並み」そんな言葉を聞きます。この建設工事費デフレーターを考慮すれば、例年並みということは工事の量がどんどん少なくなっているということです。ものは言いようですが、惑わされないようにしたいものです。笑
私は最初のスピーチがあるので、懇親会は一番上のテーブルでそうそうたるメンツで、その中に公演をされた長田所長さんもいたので、お盆に宮古に来てくれた「排水ポンプ車」のお礼もちゃんとしておきました。笑