「ナラ枯れ」がヒドイ


 今年はナラ枯れがヒドイ感じですね。沿岸の方がひどくて、内陸に向かって少ない印象ですが、会社の敷地にも何本か見受けられます。

「ナラ枯れ」とは

「ナラ枯れ」とは、カシノナガキクイムシという虫が媒介するナラ菌という病原菌が、木の中で繁殖することにより通水が阻害され、樹木が枯死する伝染病です。

この伝染病はミズナラやコナラのほか、クリ、クヌギ、カシワなどの広葉樹に伝染し、特に大径木が被害を受けやすいことがわかっています。

被害が拡大するとどうなるの?

本県の森林は、民有林面積の約半分をナラ類を主体とした広葉樹林が占めており、ナラ枯れ被害が拡大することにより、次の影響が懸念されます。

1_家具・フローリングに使われる製材品、紙パルプに使われるチップ、しいたけ・木炭・薪に使われる原木の確保が困難になります。
2_ナラ類は、景勝地や公園の他、本県の里山林の主要樹木であり、景観の悪化などへの影響が懸念されます。
3_立木の大量枯死が発生した場合、森林が持つ山地崩壊・土砂流出を防止する機能や、水源かん養、水質保全などの公益的機能の低下が懸念されます。

岩手県内のナラ枯れ被害 より

 いつかは死んで、倒木するのだろうか。道路沿いとか、鉄道沿いとか、とても深刻な問題ではないかと個人的に思っています。被害が拡大しないことを願っています。